2019/12/18 22:09


すべてのインテリアに敬意を込めて

インテリアという言葉には室内という意味のほかに、内面という意味があります。私はずっと、内装の美しさ以上に暮らす人の心の内側を表すようなインテリアに惹かれてきました。重要なのは片付いていることではなくて、暮らす人にとって居心地がいいこと。守られた気持ちになるような、安心できる空間であることだと信じています。

必ずしも一貫性がなく、さまざまな色や形、性質があるそれぞれのインテリア。それらをちょっと遠くから眺めてみると、自ずとその人の人生の景色が立ち上がってくるのではないでしょうか。

どんなインテリア(内面)も等しく愛おしい。その思いから、お店を「interiors」と名づけました。

内側と外側の世界をつなぐ

部屋が自分だけの安心できる内側の世界である一方で、そこに人を招けば部屋は外の世界との交点にもなります。「この人とこういう空間でお茶を飲みたい」「この器で大事な人たちと食事がしたい」「こういう花器にお花を生けたら喜ばれるかな」、そういう思いつきがインテリアを豊かにするのかもしれません。自分自身の内側と外側の世界とを無理なくつなぐ、そんな力がインテリアにはあるのだと思います。

interiorsが届けたいもの

このお店では店主が海外で買い付けたヴィンテージ・アンティークのテーブルウェアや布小物、雑貨のほか、国内外の作家さんによる陶磁器・テキスタイルを中心にお届けします。海外で買い付けたヴィンテージ・アンティークの品々はその国・その時代の景色や文化を感じさせてくれるものとして、現代のものとは異なる楽しさと美しさがあります。私はそこに、自分の知らない時代を生きた人たちの人生の一端を見ている気がします。

「今ここ」以外の場所に自分の心を飛ばすことができる楽しさと同時に、これからの私たちの日常に目を向けるきっかけもショップを通じてお届けできればと考えています。

interiors 松渕彩子

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